編集後記画家のご紹介(37) 目次に行きます…
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タンザニア絵画展前、「画家と画商」2003
タンザニア訪問記
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ムクラの筆先…
ムクラは描きます…そして語ります…
「昨日、白石顕二さんが西アフリカへ行かれる前に立ち寄ましたよ…」そう教えてくれました。日本で展示会をした時、ムクラがお世話になった「ザンジバルの娘子軍(からゆき)さん」の著者の事です…

残念ながら画家というのは、画商の事を良く思ってはいないケースもあります。
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画商は…金銭欲などの執念にとりつかれて、死んでも成仏できない人?!…そういうイメージがあるのは、画家など、才能がありながら、それに似合った収入を得られず画商から搾取されていると思っている点があるからでしょう。悲しいかな、私は絵筆を持った事がないわけではないので、双方の気持ちが良く分かるのです。
そういう意味では、対等な立場で良いパートナーと成りうるのが自身であると自負するのです。ムクラとしては、公平な取引がなされていないという少なからずともそういう気持ちが心の内に僅(わず)かばかり潜んでいると思えるのです…。それは誰でもムクラの立場に立てばそのような不信を抱かざるおえないだろうと思うのです。

…私は、彼が買って欲しい金額で買いたいのです。無理なら買えないですし、無理でなければ購入して日本の方に評価して欲しいと思うのです。

ムクラは日本の有名デパートで展示会をすることがどれほどお金の掛かる事になるのか…理解してはいませんでした。また、彼が日本へ招待された事自体、普通では考えられない冒険です。要するに採算がとれるかどうか…ということでは、その当時冒険だったと思えますが、今のようなバブルが弾けた後の時代は無謀で見返りのない投資ということになります。実はそういう裏の事が分からないのも、画家と画商が折り合わないで、すれ違う理由であると言えます。

有名であるか、有名でないかは、観客を呼ぶためには非常に重要なポイントになると思えます。無名な画家には、広範囲な宣伝が必要だからです。東京、名古屋、大阪などで、無名画家を有名にしていく事はどんなにか骨の折れる事でしょうか…そこには言うまでもなく資金力が相当必要なことは否定出来ません。少し残念ですが、一つ賞をとったからといってもその画家の作品が高く売れるというものではありません。もっというならば、次々に沢山の賞を受賞しつづけなければならないと思うのです。そのためにはまず、作品を描くということです…描き続けてスタイルを世界にアピールするべきでしょう。自分だけの独特なスタイルです!厳しいようですが、画家は自身の才能に酔ってはいけないのです。酔えばそこで前進していた道を中断することになります…


画家ムクラの様子
画家も画商もNo.1にならなければ魅力はありません…

中途半端な画家や画商は、長続きがしません。食べるのに困るようなパートナーでは、どうしようもないからです。本当に多くのコレクターから支持される画家を見出すのが画商の役割でもありますし、それだからこそ画商もそんな画家にかかわるのでしょう。しかし、時流が画家を一挙に表舞台へと連れ出すことも無いとは言えません…

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ムクラが描いたキャンパスの上に透明のニスを「サササーッ」と刷毛で覆った後です。気が付くと、机の上に顔を伏せて寝てしまっていたのです。「ええ?」…おお、おい?シンナーがきつくてそうなったんじゃあないの?大丈夫かな…この人たちの身体??…健康的ではない画家の共同アトリエです。

私も美術研究所でデッサンを繰り返してた頃…好きでした、研究所の臭いです。実はよく考えるとシンナーに惹かれていた事に気が付くのです。(・_・)

彼のお兄さんが実はオジャジャモンデだということをご存知でしょうか?オジャジャモンデ…一度聞いたら忘れられない特徴ある名前です。作品も個性的です。幼い子供が描いたような画風ですが、その素朴でしかし、周りを圧倒させるくらいの迫力ある世界は、やはり誰にも真似が出来ないティンガティンガ村の特徴の一つです。
実はこの作品を私は中国TV放送局(RCC)のスタジオに持ち込んだのです。広島の人々にティンガティンガとは何ものか?こういうものです…と、知らしめたのは、彼の作品でした。知らない人はこれが全てと判断しかねないものでしたが、私は冒険をしました。このオジャオジャモンデの作品を見て「これはいい!現物を見てみたい。」…そう感じた方は、展示会場に来られたわけです。私はそんな重要な宣伝に彼の作品を用いました。2003年の夏…


オジャジャモンデ作品
私は何十枚とある中で、天井近くに掲げられた象の絵、オジャジャモンデの作品を下から見つめていました、面白い作品です。

(向って右にはサイディのブラックガゼルが少しだけ見えています。)天井に見えるのは波板のトタン屋根です…猛暑時期にはこの工房はやれません。
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60秒のコマーシャルタイム…それは、リハーサルでは短く感じ、本番では長く感じるものでした。というのも、リハーサルは上がってしまい、セリフが思い浮ばないで、あっというまに持ち時間を使ってしまったのです。ところが本番では練習の成果がでて、言うべきことは持ち時間を20秒も残して終了したのです。目の前の足元では、初めてRCCを訪ねた折、交渉に出て下さった女性が大きな時計をこちらに向けています。「ごじテレ」アナウンサー男女2名はトークを止めて作品を観察しています…そこは確かにRCC中国放送スタジオ内でした。

2度目のプロモーションは、断られました…。上手にこなす観光会社の若い女の子は大きな声でハキハキと伝え好感を得ます…それとは対照的な私は、二度目のチャレンジをていよく断られてしまったのでした。しかし無料の宣伝…これを利用しない手はありませんでした。後は残された広島テレビにかけるしかありません…それでもかなりの視聴者の方々が、展示会場をこのTVをご覧になられてご来場下さったのです。5時からの夕方番組、その影響は無い事はありませんでした…遠くの方に反響を与えて、足を運ばせた…ということもアンケートから分かったのです。

絵を持ちTVに出演する…それはまるでティンガティンガ村の画家が私の肉親であるかのように…私はタンザニアのアンテナショップ、スピーカーと化していたのです。(^^)
悩んでる暇はありません…私は彼らの素敵な絵を売り込むために必死だったのです。


お土産用の板絵
私が今回展示会で得たものはお金ではありませんでした。

大きな投資の末に見返りを得たものは、多くの方々との出会いであったのです。恥ずかしながら…金銭的には少しばかり墓穴を掘ることになるのですが、出会った人々は超一流でした。自立した誇り高き、人格者たちであったのです。私はそんな人々との出会いがとても嬉しかったし、財産でした。

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<アンケートの中にはこんなお客様も…>
■平和研究所?
しかも○×大学に?…
アンケートにお応え頂いた方の中には、そんなすばらしい研究をしておられる学者も来られていたのです。
すばらしい〜!奥様はNGOでご活躍中らしいのです……ありそうでない研究所ともいえますね。日本にはここだけとお聞きしました。大学には何処にもあるのではと考えられなくは無いのですが…以外ですね。

結論からいえば、世界の平和はどのような“法”に統治されるかによって左右される…。

民主主義の法の規範となっているのは、聖書…でしょう。仏教の国であるともいえる日本の方には申し訳ないのですが、モーセの十戒とイエスの言葉…これが民主主義の法律の原点ですよね。この法は、神から来ています。世界にこの光が射していなければ、今だ様々な軋轢に悩んでいる国民のうめき声が聞こえるはずです。戦国時代や封建主義時代などのうめき声は、民主主義の時代で聞こえるものとは比べ物になりません。しかし人間はいつの時代にも、より高いレベルの平和な社会を望んでいるのです。東西冷戦時代は共産主義と民主主義がにらみ合っていました…。しかし今は、宗教同士がにらみ合い、恨みを忘れない関係が自爆テロなどにより、顕著と成って来ています。これらを収集するイスラム圏とキリスト教圏が融合できる“法”が必要な時代なのです。


キジトンニャマの果物売り
難しい問題ですが、私達は、無いものを望んではいますが…無いからといって、いつまでも無いわけではないような気もします。望んでいればかなえられなくはないのが、人間が住む不思議な世界です。…今、日本は国力、国運が急激に下がり始めています…。
グローバルに物事を捉えなければ、日本列島と共に沈んで行きそうな環境なのです…
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私もへんな事を書いていますが、ほとんどの国民が仏教徒である仏教国の日本人に変わりはありません。しかし、外から日本を見ていないと、沈んで行く姿は、はっきり分かりません、信じたくないというのが本音?でしょうか。勿論、沈みかけた国の中でも沈まないトヨタや液晶TVのシャープ、そしてデジカメのオリンパスやキャノンは別です。

話はそれてしまいましたが、ここにもタンザニアと関り合いになられた優秀な方がおられたのです。

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2003.11.29-09.12.29
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