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更新日記あれやこれや目次に帰りますよ
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マルク・シャガール展(ポンピドゥセンター&シャガール家秘蔵作品)
広島でも多くのファンを集めました。
広島県立美術館は広島駅から歩いて20分ほどのところにあります。タクシーだと5分くらいでしょうか?縮景園の隣です。車高の高い車は駐車場に入れられず、隣の縮景園の駐車場へ案内されます・・・・・

入場すると、天井の高さからでしょう、広い空間に入り、ゴージャスな雰囲気に酔い始めます。美術館はこうあるべきだ・・・なんて思わされます。ガラス張りの外を眺めますと、縮景園の松の木々が目に入り又何ともいえません。大人入場料1300円とは、映画館並みの金額・・・久々に訪れて見ると、それだけの価値が館内には漂っていました。嬉しい雰囲気でした・・・・。

若くして才能を認められた幸運な画家シャガールの作品群のなかで、「誕生日」は非常にポピュラーです。黒い服を着た妻のベラさんに、後ろから彼女の前に身体を捩(よ)じらせるようにしてキスしようとするシャガール本人の愛情を素直に表現した作品です。画家シャガールの特徴の一つは、普通の作品が1秒のシーンの一瞬を捉(とら)えようとするところを0.2秒ほどの「驚き」を捉えてキャンバスに表わした作品ではないでしょうか。シャガールがキスしようと突然ベラの前に現れ、ビックリした様子をベラの眼が表現しています。いつも彼女は彼の行動に驚かされてばかりです。そんな夫婦のコンビネーションがたまらなくファンを魅了します・・・・。

「誕生日」/アオキインターナショナル所蔵
1923年/油彩・カンヴァス/81cm×100.3cm

「盃をかかげる二重肖像」も同じです。
しかし、この場合は、甘えん坊のマルク(=シャガール)が妻のベラの肩に乗って、はしゃいでいる時にマルクの右手がベラの右目を覆い、ビックリした直後、彼女は喜びに変えています。そんな一瞬を捉えた、たまらなく素敵な作品です。厳格そうなマルクには見られない心を許した様子です。

ユダヤ教徒の家に産まれたはずのシャガールは、一つのセクトとも言えなくは無い信者の枠を越えてキリストが十字架につく「磔刑(たっけい)」のシーンを多く表しています。ユダヤ教徒であればイエス様を救世主=キリストとしては受け入れないはずでしょう・・・・しかし、聖書シリーズの中、また、実際にユダヤ人として迫害される中で彼は、多くの十字架上のイエスキリストを描いています。すでにキリスト教徒に転向したような、セクトを超えたところを表現しています。彼が生き長らえる為に描かねばならなかったためのものなのか・・・・それとも、宗教というものを絵筆をとりながら考えていたのでしょうか?すでにキリスト教徒に転向していたものなのでしょうか?文献も読まずに勝手な解釈で笑われるかも知れない私のコメントですね。
それにしても、コラージュを用いて詩的な世界と原色で心惹(ひ)きつけ、日本人の心を捉えるシャガール・・・・とても素敵でした。また、もう一度展示会に足を運んでみたくなるすばらしい作品群でした・・・・・。

「盃をかかげる二重肖像」/ポンピドーセンター
1917年ー1918年/油彩・カンヴァス/235cm×137cm
02.10.11
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