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目次に戻ります。「え?」情報はここで〜す!な、何のお話?

モザンビーク
モザンビークって何処ですか?
そう聞かれても答え様が無い私です・・・・
確かアフリカの西?・・いや北東あたりかな〜・・・う〜ん、何処だったっけ???
副題に「中年男児・・・」とあるので、とうてい若い方が振り向かないような代物(しろもの)ですが、何故か取り寄せてしまい、既(すで)に読み始めていました。何故って?・・・それはですね地図を見て分かったのですがタンザニアに隣接していたからです。南の位置にあるお国でした。お恥ずかしい・・・
こんなにタンザニアに近い場所にあったなんて!^^;(^O^)
[モザンビークの青い空]
長旅の疲れか、体の抵抗力が落ちていたのか、途中で下痢気味になってしまった。公衆便所などあるわけもなく、我慢に我慢を重ねていたが、ついに我慢しきれず、「ちょっと車を止めろ」周りに人家もなく、人もいない所で叫んだ。慌てて車から降りブッシュの中に駆け込もうとしたら、元中尉が「ちょっと待て」と叫んだ。「なんだ、もれてしまうじゃないか」と情けない声で言うと、「地雷があるかもしれない」と物騒なことを言い出した。「どうすればいい?」と素直に聞いてしまった。「自分が先に行って、安全かどうかを確かめてくる」・・・元中尉が戻り「自分の足跡の通りに歩いて行ってください」と言われ、はやる気持ちを押さえて、彼の足跡の通りにブッシュの中へと入った。

なんとか用をすませて、天国へでも昇るような気持ちでホッとして、しゃがんだまま、ふと目の前の草陰を見ると、何か動いているものがある。・・・なんとサソリではないか。大きさは12、3センチはある。びっくりして後ずさりしようとしたが、後には、たった今自分が放出した一物がある、横に動くと地雷があるかもしれない。サソリは尻尾を上げて威嚇しながら、私に迫ってくる。

44歳の著者は、何処の団体に支援される事もなく単身、モザンビークに飛び立ちました。英語もオランダ語も話せません。オランダの植民地から独立しその後、社会主義国になり米ソの介入により内乱が続きます。そして終結し、現地に乗り込みます。

一介のサラリーマンが現地に乗り込みドラマが展開してゆきます。主人公が現地の慣習に飲み込まれて行くドラマではなく、明らかに悪戦苦闘の末、切り開いて行く姿に賛辞が贈られてもおかしくはない様子です。団塊世代の強い自認から、日本人最後の誇りを見せてくれているような気もします。バブル時代に育ち培(つちか)われなかった団塊以後の世代に勇気を与えるバイブルとなる一冊なのかも知れません・・・

中古車の販売を始めますが、レンタルを許可したはずの車は盗まれたと、いとも簡単に言われます。調べて見ると、売ってお金に換えたという事が分かりました。しかし相手は秘書付きの国営企業の社長です。秘書を通し、居留守を使うなどでいっこうに話に応じようとしません・・・幾度となく弁護士の力も借りて交渉を続けますが・・・・とうとう堪忍袋の緒は切れました。

[モザンビークの青い空]
案の定、受付の秘書は「出かけていて、いません」を繰り返す。それを無視して事務所の奥にある社長室へ行き、ドアを思いっきり蹴飛ばして、中に入った。ドアを蹴破られた相手もびっくりしたが、我々もびっくりした。その社長と一緒に我が社の元社員で、詐欺弁護士の男がいるではないか。
「お前は何をしにここに来ているのだ?」と大声で怒鳴り、井戸掘り会社の社長には「いい加減にしないと、大怪我するぞ」と怒鳴りまくった。・・・こうなったら、相棒もいちいち、私の通訳なんぞしていられない。彼女は彼女で、ポルトガル語でわめいている。私は私で、社長用の大きな椅子に踏ん反り返っていた社長の側(そば)に行き、襟首をつかまえ「この泥棒が!今すぐ俺と一緒に警察に行くか!」と脅しをかけた。

・・・後に賠償金を受け取り、国営企業の社長は首になります。一件落着といったところでしょうが・・・言葉も出来ないと舐められ、とんだ詐欺事件に途方も無い時間を費やして行きます。普通の日本人ではとっくに諦めている筈ですが・・・この著者は少し違うようですね。彼らモザンビーク人も著者を甘く見ていたようです。ただのお人好しと思っていたのでしょう・・・

しかし、こうしなければ湯水のように沸いて来るはずも無いお金を、どんどん投資し続けるハメになるでしょう。それにアフリカの何処の国でも同じではないのでしょうか?貴重なお金の事は、一言ではいい表せない努力と執念と忍耐が必要ですね。植民地時代や社会主義時代が終わり全てを許されるようになったわけではないのですから、彼らは最低先進国とお付合い出来るだけの道徳は身に付ける必要がありますね。
本の題名 モザンビークの青い空
著者 遠藤昭夫(えんどうあきお)
初版       2002年8月1日
出版社         出窓社
02.10.29


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